上海万博:人間型ロボット「パルロ」人気 日本の技術PR
中国・上海万博の日本産業館で、人間型ロボット「PALRO(パルロ)」が人気だ。身長39.8センチ、体重1.6キロと小柄だが、同館で相撲のしこを踏むパフォーマンスなどを披露し、来場者を驚かせる。同館には外壁にかけられた足場を上り下りするロボット「夢ROBO」もあり、日本が誇る先端技術をPRしている。 PALROはソフトウエア開発「富士ソフト」(本社・横浜市)が手がけた。人の顔を認識し、相手が遠くにいたら自分から歩いて近づき、会話もできる。同館展示場でも「私はパルロ。どうぞよろしく」と中国語であいさつする。
日本では大学など教育機関に限り29万8000円で販売。同社は「市販部品を使って価格を抑えた。学生がプログラム制作に活用している」と話している