№1985-7 №1985-10 №1985-14 №1985-20
拡大鏡のレンズはその目的により異なった構成をとりますが、そのもっとも古典的で、かつ安定性のある設計がシュタインハイる形式と呼ばれるものです。 この形式は3枚構成(2枚のフリント凹レンズの間に1枚のクラウン凸レンズを挾みバルサムで接合したもの)で、色収差が補正され視野もかなり広いのが特色ですが、内部の接合面の曲率が強く、したがって製作コストがかさむため、普通は市場に出ておりません。 当社は従来、用途により各種の特徴ある拡大鏡を製作してまいりましたが、今回ユーザー各位のご要望によりこの古典的拡大鏡に新しい生命をあたえビーク?シュタイン?ハイル?ルーぺ7xを完成、次いで10×、14x、20×を製作してシリーズといたしました。 この拡大鏡を使用するときには、他のルーペも同じですが、右手でルーべを目の直前に固定し、左手に被検物を持ちその位置を前後に調節してピントを合せます。 収差の補正されたこの3枚合成レンズの解像力は、合成樹脂製の上品な鏡体と相俟って、高級拡大鏡の決定版と申しても過言ではありません。