特長
* 紫外線照射により約30秒で硬化が可能であり、ラインのスピード化が計れる。
*紫外線照射の不可能な箇所は嫌気性、プライマー(ケミシールU-490C)で硬化が
可能である。
* 加熱により短時間硬化が可能である。
* 一液性で混合の必要がなく、省力化が容易である。
* 耐湿性、耐候性、耐熱性などの耐久性にすぐれている。
* 柔軟で強靭な硬化樹脂を形成し、異種材質の接着に適する。
* ガラス、プラスチック、金属などほとんどの材質に対し、接着力が優れる。
用途
接着剤 ロータリートランスの接着
光通信関連機器の接着
プラスチックの接着
ステーターコイルとガラエポ基盤の接着
フェライトコアーとモーターハウジングの接着
圧電素子の接着
自動車サイド硝子とヒンジ、金具の接着
リアービュウミラー取り付け金具の接着
性状
試験項目
試験方法
試験結果
外観
目視
淡黄色透明液体
粘度
BL型回転粘度計 25℃ mPa・s
1000
比重
比重カップ法 25℃
1.09
表面張力
デュヌイ表面張力計 dyn/cm
37
硬化物性
硬度
ショアーD 25℃
70
引張強度
JIS2号ダンベル MPa
20
伸び率
引張速度 100mm/min %
100
ヤング率
引張速度 10mm/min MPa
200
ガラス転移点
TMA法 ℃
39℃
線膨張係数
-50℃~Tg /℃
9.01×10-5
Tg~100℃ /℃
8.98×10-5
接着力試験
引張剪断接着強度
試験方法 JIS-K-6850に基づき引張剪断試験を行う。
① 紫外線硬化の場合
ガラス/鉄 紫外線照射量 3500mJ/cm2 14.0MPa
② 嫌気性硬化の場合
鉄/鉄 室温 48時間 11.0MPa
③ 加熱硬化の場合
鉄/鉄 80℃×20分 18.0MPa
100℃×10分 20.0MPa
④ プライマー硬化の場合
鉄/鉄 室温 2時間 10.0MPa
硬化方法
製品を鉄板上に厚さ約1mmに塗布、高圧水銀灯にて紫外線照射する。
標準硬化条件(タックフリー)
紫外線照度 50-200mW/cm2
紫外線照射量 3500 mJ/cm2
注意:照射設備、被接着材質、接着剤の硬化厚みなどによって硬化条件が変化しますので試験の上ご使用下さい。
鉄/鉄 25℃ 48時間以上 材質によって異なります。
80℃×20分
100℃×10分
プラスチックなどの不活性材質や硬化時間の短縮に硬化促進
プライマー(U-490C)を使用する。
U-490Cを使用した場合、25℃雰囲気で60秒以内でセットし、
2時間以上で硬化する。
注意:上記のデータは接着面の硬化時間です。試験片の熱容量及び材質の塗布状態によって硬化時間は変化します。ご試験の上ご使用下さい。
容器形態
内容量 250g
容器 ノズル付きプラスチック容器
使用上の注意
* 硬化速度は光源の種類、照射距離によって変化します。
* 紫外線照射の不可能な接着面間においては、プライマー(U-490C)と併用して短時間で
室温硬化しますが、隙間が大きくなると硬化までの時間が長くなります。
* 皮膚に付着した場合、体質によって炎症を起こすことがあります。皮膚に付着した場合直ちに
ウエス等で拭き取り石鹸水で洗浄して下さい。
* 目に入った場合は直ちに水で洗浄後、医師の診察を受けて下さい。
* 刺激臭がありますので、臭気を吸い込まないようにして下さい。取り扱い作業場及び硬化設備
では局所排気を行って下さい。
* 工業用途向けの商品です。個人、家庭内でのご使用は避けて下さい。
*火気のある場所では使用しないで下さい。
* 容器を直射日光にあてないでください。
*廃棄するときは容器を密封して産業廃棄物として処理して下さい。
注意
本技術資料に示された数値は実験値で規格値とは異なります。
御採用にあたっては貴社の試験にてご判定の程お願いします
鄂公网安备 42018502002758号